ACの方は、誰かと共依存の状態になってしまうことが珍しくありません。

「自分を必要としている人を必要とする」のです。

そのため、ACの女性であれば、ダメ男性を引き寄せ、そのような人とばかり付き合うようになってしまいます。

しかし、これがいわゆる毒親との間にも共依存の関係になることもあるのです。

自分が生きづらい原因は親(この記事では母親とします)にある、ということを認識しているにもかかわらず、その親を助けなきゃと思ってしまうのです。

なぜそのような状態が生じ得るのでしょうか。

どうやって解消していったらいいのでしょうか。

考えてみましょう。

毒親との共依存関係の原因

ACのタイプにもいろいろあるということを何かでお読みになったことがあるかもしれません。

ヒーロータイプ、スケープゴートタイプ、ピエロタイプなど…

そのうちの一つに、ケアテイカータイプがあるということもお聞きになったことがあるかもしれませんね。

このケアテイカータイプとは、献身的に家族の世話をしたり、愚痴を聞いたり、支えるということを過剰なまでに行うタイプの人のことを言います。

多くの場合は、親が何もしないネグレクトタイプの場合に、自分のきょうだいのために家事をしたり、面倒を見たりするということに表れます。

このタイプの人は、非常な自己犠牲を払うことで知られています。

もともと持っているものが、他の人を思いやったり、感情移入するのが得意な人であるのかもしれません。

それは、非常に素晴らしいことです。

筆者も、自分の親が毒親(当時はそんな言葉はありませんでしたが)ということを認識していたにもかかわらず、その親に親切にしていたことを思い出します。

例えば、中学校の時に、忘れているとかわいそうだからと思って、「今日の〇時間目は参観だからね」とわざわざ学校から電話を親にかけたことがありましたね。

本当は離れたいぐらいの気持ちを持っているのですが、同時にかわいそうという気持ちも持ってしまうのです。

 

こういったことが生じる理由には、「他の人の夢や目標を、自分の夢や目標にする」というAC特有のタイプが関係していると言えるでしょう。

母親が父親に相手にされていないとか、いつも怒鳴られているとか、そういうことを見ていると、「仲良しのお父さんお母さんでいてほしい」と当然願いますよね。

母親もそうありたいと願っているかもしれない、だから今のお母さんはかわいそうな状態なのだ、仲良しになるという夢を私がかなえないといけない、というような、そんな気持ちが心の奥深くに生じることがあります。

いずれにしろ、母親が何かかわいそうなところがある、ということを感じ取っていれば、その母親が毒親だったとしても、ケアテイカータイプとして親の世話を見る、というようなことが起こるのです。

 

ケアテイカータイプをどうやって克服する?

結論から申しますと、「自分のための、自分の夢や目標を持てるようになる」なら、このケアテイカータイプのACから克服できたということになります。

そのためには何が必要なのでしょうか。

AC問題の解決は一朝一夕にはいかないことを前提としなければなりませんが、

ACの心の奥底には、「自分は役立たずな人間だ」という思いが巣くっています。

「何一つまともにできない」「だから愛されるには値しない人間なんだ」とも思っています。

だから、愛されるに値する人間になろう、役に立つ人間になろうとして、ケアテイカータイプになるんですね。

そういうACの方の心の中には、「未完の思い」、つまり愛されたいという願いが満たされず、完成していない思いがあります。

 

ということからすると、「自分は役に立つ人間なんだ」「そのままの自分で愛されるに値するんだ」という考えを持てるようになる必要があります。

じゃあそうなるためにどうしたらいいんだ、という話になりますが…

 

その一つは、親から愛情を受けずに育った、という事実を、どこかで満たしたい、と思うのではなく、「残念でした…」と考えて片付けることです。

つまり、あの毒親の元に育ったことを、「残念でした…」として、「切断」していくことが必要なんです。

これは非常に難しいことですし、また、自分のつらい過去をそんなふうに言うなんて! と腹立たしく思うこともあるでしょう。

それは理解できます。

しかし、この問題は、あなたご自身が、「残念でした…」と片付けないと前へ進めないんです。

お母さんには、あなたに注ぐべき愛の在庫がなかったのです。

そこに愛を求めても、すぐに売り切れてしまうので、あなたの望むほどの愛が注がれなかったのです。

これは、A5ランクの牛肉を求めて八百屋に行っているようなものなんです。

A5ランクの牛肉が欲しいと思って八百屋さんの前にどれだけ立っていても、「ください」と言っても、与えられないのは当たり前ですよね。

A5ランクの牛肉が欲しいなら、しかるべきお肉屋さんに行くしかないのです。

そうしたって、そのお肉屋さんはA5ランクの牛肉は扱っていないかもしれません。

その場合、A3やA2などで納得するしかありません。

それで、楽しくすき焼きやステーキにして楽しむ方がずっと建設的なんですね。

 

というわけで、あなたは過去を変えられないという前提に立って、未来と自分をどうするか、ということに注力していく必要があるのです。

自分で努力して未来を変えるようにしてもいいでしょう。

また、カウンセラーは、それならお手伝いをいくらでもすることができます。

そうして、お母さんとの共依存も「切断」していくことができるのです。

そのためには、「自分の夢や目標を持ってそれを追い求める」のです。

抽象的だと思われたかもしれませんが、この第一段階を踏まないと、先へは進めない、ということをぜひご理解いただければと思います。

終わりに

先ほども書きましたが、ACの克服は一朝一夕にはいきません。

この短い記事で全部解決するのも無理な話です。

しかし、ここで書いた第一歩が、次の一歩へと進み、スモールステップでACの解決へと進んでいくことにつながることは間違いありません。

ですから、まずは上に書いたことを自分の意識にするよう頑張ってみてください。

それこそが、あなたをACからの解放というすばらしい未来につながっていくのです。

 

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