ご自身がACである場合、子育てする際に、イライラが高じて爆発することってよくあることです。

子供のささいなわがままとか、子供がすぐ泣くとか、一緒にいたがってうっとうしいとか、そういうことがあると、親であるあなたがそのイライラを消化できずに、怒りを爆発させてしまうでしょうか。

もしそうなら、本当に大変ですね。自分を責めて責めて仕方がないと思います。

ではどのようにしたらそのような場合にイライラを鎮めることができるのでしょうか。

子供にどのように接することができるでしょうか。

そのことを考えるために、まずはあなたの子供時代のこと、つまり原因について考えてみましょう。

 

イライラの原因は満たされなかった子供時代にある

あなたがご自身がACだと感じている場合、それには理由があると思います。

あなた自身、親から「普通」の愛情をかけてもらえなかったのではないでしょうか。

例えば、あなたにきょうだいがいるばあい、そのきょうだいばかり親が可愛がったりして、あなたのことはほったらかしか、それどころか敵視されたりすることがあったかもしれません。

また、親から過剰な期待をかけられて、それにこたえなきゃと、一生懸命親の期待に一心についていったかもしれません。

いずれにせよ、あなたは、子供時代に非常な「我慢」を強いられてきました。

言い換えれば、「小さな大人」になるように強要されてしまったということです。

しかし、あなたは現実には子供です。

大人になれるはずがありません。

なので、親から余計に敵視されたり、「ちゃんとしなきゃダメじゃないの!」という言葉を散々かけられてしまいます。

 

そのような状態で今度は親になりました。

あなたは、親と同じような失敗は絶対にすまい、と決心しておられます。

しかし、そのような努力をあざ笑うかのように、子供はわがままを言ってきます。

最初はあなたも必死に自分を抑えますが、次第に、「自分は子供の時我慢してきたのに、なんであんたは我慢しないのよ!」と、不満が頭に渦巻きます。

そしてついにイライラが爆発してしまう。

そんなパターンが非常に多くあちこちで繰り返されています。

あなたのイライラを鎮めるために

あなたのイライラを鎮めるためにできることはいくつもあります。

しかし、これは、イライラした場面でこうしなさい、といった、即効性のある何か方法があるわけではないんです。

あなたの子供時代に満たされなかった思いが解決される必要があるんですね。

そのうち一つだけ例に挙げることにします。

例えば、親が「ちゃんとしなさい!」「我慢しなさい!」といつも言ってきていたとします。

そうすると、あなたの心には、「ちゃんとしなきゃ!」「我慢しなきゃ!」という親の声が彫刻刀のようなもので刻まれてしまいます。

そうすることであなたは親の愛情を獲得しようとしてきたのです。

しかし、できませんでした。

鉛筆で書かれたぐらいなら消しゴムで消せますが、彫り刻まれたものは簡単に消せませんよね。

なので、今でも、実はあなたは「ちゃんとしなきゃ!」「我慢しなきゃ!」という思いに支配されて生活している、ということはないでしょうか?

妻として、母として、完璧を自分に求めてしまう、ということはないでしょうか?

それができないので、うまくいかないので、イライラがたまる一方なのかもしれません。

 

このように、あなたの小さな心に彫り刻まれてきた親の言葉を、あなたは今でも聞き続けているのです。

今でも体験し続けているのです。

それで、その言葉を追い出さなければなりません。

ではどうしたらいいのでしょうか。

一つの方法は、今度親の声が自分の耳に聞こえてきた、と感じたときに、「帰れ、お前!」と、言ってみてください。

そして、その言葉が親の元に帰っていっている様子を鮮明に思い描いてみてください。

そうすると、その言葉は本当に親に帰っていきます。

あなたは、親の声を聴く必要がなくなっていくので、すごく楽になっていくのを感じることでしょう。

 

もちろん、ここまで書いたことはほんの一つの例にすぎません。

ACを克服するには、もっともっと複雑な問題に取り組んで、苦しくても自分と向き合わなければなりません。

さらに、「認知のゆがみ」とよく言われる「考え方のクセ」をも直していく必要があるでしょう。

そうするために、カウンセリングを受ける必要があるかもしれません。

一人で解決するのは難しいので、できたらAC専門のカウンセリングを受けられることをお勧めしたいと思います。

子供にどのように接する?

このように、親であるあなたがACであることを解決できるまでの間、イライラは残っていることでしょう。

頭では分かっていても、できない、ということも多いでしょう。

イライラを抑えることができないかもしれません。

そのことで自責の念を感じ、ますます自分はダメだ、という考えが強化されていきます。

 

そんなあなたがどのように子供に接したらよいでしょうか。

非常に難しい問題ですね。

これも残念ながら即効性のあるような答えはありません。

 

しかし、一つできるのは、あなたがイライラを爆発させた後、だんだん冷静になってきた時に、子供に誠心誠意謝ることです。

「○○ちゃん、ごめんね。イライラして怒ってしまって。本当に悪かったわ」

などと抱きしめながら謝るのです。

あなたは親に謝られたことがないかもしれません。

それが不満の鬱積の大きな原因でもあるでしょう。

そして、あなたは親と同じようにはなりたくないと思っている。

であれば、自分が抑えられなかった時にはいつでも子供に謝る、という心構えができるはずです。

それができれば、あなたは本当に素晴らしい親です。

解決に向けて進めている証拠です。

ぜひ、それを続けてください。

ACの世代間連鎖は断ち切られるでしょう。

 

終わりに

子供の接し方はいわば対症療法的な感じがしないでもありません。

でも、何もしないよりはずっとましです。

すべきなのは、あなたのACを解決することです。

それには大変な苦労とエネルギーが必要です。

でも、いつか、それに向き合わなければなりません。

そのためには決意と決心が必要でしょう。

どうかあなたが、その必要な決意と決心を行動に移すことができるように願っています。

 
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