「自分には自尊心がない」ということで、非常に苦しんでいる人は少なくありません。

どうしても自分のことを認められないのです。

そのため、どこへ行っても自信を持てず、その状態のために落ち込み、自分はだめだというふうに負のスパイラルへ陥る…

周りに生き生きと活躍している人を見ると、ねたましくさえ思ってしまいます。

それにしても、人間はどうして自尊心を必要としているのでしょうか。

それは、自分自身の幸福に欠かせないからです。

問題は、どうすれば自尊心を持てるようになるかということ。

そのことを、「マズローの欲求5段階説」から、何が必要なのか読み取っていきましょう。

 

マズローの欲求5段階説とは?

アブラハム・マズローというアメリカの心理学者が、人間の欲求を5段階で理論化したもの、それが「マズローの欲求5段階説」です。

わかりやすい画像がありましたので、下に貼り付けてみますね。

https://plaza.rakuten.co.jp/moshimoshikame/diary/201609200001/より引用

マズローは、このように、人間の欲求には5段階に分けることができ、下の段階から満たされねばならないということを唱えた人です。

その5段階とは、

・生理的欲求
・安全欲求
・親和欲求(所属と愛の欲求とも言われる)
・承認欲求
・自己実現欲求

というものです。

カギは、先ほども述べたように、上の欲求を満たされるためには、下の欲求がまず満たされていないといけない、という点です。

わかりやすく言えば、2段階目の「安全欲求」、つまり、安全に住むところが欲しいという欲求が満たされる前に、下の「生理的欲求」、つまり、食欲や睡眠欲など、人間として生きていくのに必要な欲求が満たされないと、次の段階へ進めない、ということです、

そりゃそうですよね。

ここまではいいでしょうか。

 

そして、今回のトピック、つまり「自尊心」についてですが、マズローの5段階説に当てはめると、これは、第4段階の「承認欲求」に含まれると言われています。

実際、「承認欲求」は、「自尊心の欲求」や「自我の欲求」と呼ばれることもあります。

けっこう高いところにあるものなんですね。

 

では、この自尊心を持てるようにするためには何が必要なんでしょうか。

マズローの5段階説に当てはめて考えると、まず、それより下の欲求、特に第3段階の親和欲求(所属と愛の欲求)が満たされていないといけないということが言えるのです。

これは簡単に言うと、家族や友達など仲間の一員でありたい、孤独ではなく周囲から暖かく迎えられたいと思う、という欲求のことです。

 

ご自身を振り返ってみてください。

「自分には自尊心がない」と感じる方は、この「所属と愛の欲求」が満たされていないことが多いのではないでしょうか。

なんか孤独だ、誰からも相手にされない、みんな楽しそうなのに自分だけつまらない… など…

では、「所属と愛の欲求」を満たすためにはどうすればいいのでしょうか。

 

「所属と愛の欲求」を満たす方法

仲間の一員でありたい、周囲から暖かく迎えられたいという願いは誰しも持ちます。

多くの人は、それを自然に勝ち得ているように見えます。

では、仲間に迎え入れられたいとするならば、何が必要なんでしょうか。

 

それは、次の一つに尽きます。

自分から愛を他の人に示す

これです。

 

自尊心を持てないなら、負のスパイラルに陥ると最初に書きました。

その負のスパイラルの中に、自分から愛を示す、という要素は含まれているでしょうか。

まず含まれていません。

それこそ欲求があるだけで、自分からアプローチしてみる、ということが欠けているんじゃないでしょうか。

少し厳しい言い方になりましたね。

すみません。

 

でも、家族だってそうじゃないでしょうか。

例えば配偶者に愛を求め、要求するだけで、愛を示してくれるでしょうか?

結婚前は好き好き同士で結婚したものの、実生活が始まると、好き好きだけでは生きていけないことに気づきます。

お互いの本当の愛を育んでいく必要が生じます。

そのためには、こちらから配偶者へ愛を示す必要があるのではないでしょうか。

そうして、家族という最も基本的な単位の中で、「所属と愛の欲求」を満たすことができるんですね。

 

であれば、赤の他人同士ともなれば、そこに「所属」したいと思えば、自分からのアプローチは欠かせません

他の人に愛を示す必要があるのです。

 

逆に言えばですね、

よく言われることに、「愛の反対語は無関心」というものがあります。

愛の反対は憎しみじゃないんですよね。

無関心、つまりアプローチを取らない状態が最も愛を示さないで済む方法なのです。

私たちは決して他の人に無関心を示したいとは思っていません。

しかし、負のスパイラルにいる人をはたから見れば、無関心に見えてしまうことだってあるのです。

また厳しい言い方になりましたね。

すみません……

 

しかし、このようにして、「所属と愛の欲求」が満たされると、

つまり、「ああ、私ってみんなから愛されているなあ…」と思うことができれば、非常に幸福感を感じることが出来ます。

そうしてはじめて、次の段階、「承認の欲求」へと進むことができるのです。

 

終わりに

 

それで、「自分には自尊心がない」と思う方は、そのことと関連があるように思えなくても、

「まず自分から他の人に愛を示す」ということを心がけてみてください。

そうすれば、「〇〇さん、なんか最近変わったね~!」という、予期しない反応が返ってくるかもしれません。

そうすれば、「自分にもできる!」という自尊心が、少しずつ、芽生えてくるに違いありません。

 

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