あなたも自分のことを、「ネガティブな感情を持ちやすい」と思っておられるでしょうか。

ネガティブな感情は、本当にエネルギーを奪うもので、苦しいですよね。

ところで、感情と考え方って、違いがあることをイメージできますか?

「感情がネガティブだ」と思っていたら、実は「考え方」に原因があるのかもしれません。

感情は、数文字で表現できるのに対し、考え方は、たいてい文章になりますね。

では、ネガティブな感情をコントロールするために考え方をコントロールする大切さについて考えてみましょう。

それは、「事実→思考(考え方)→感情」という公式に当てはめてみるのです。

 

事実→思考→感情の公式とは?

例えば、失恋したときのことを考えてみましょう。

失恋は、たしかに人生の中でも大きな落胆をもたらすものです。

しかし、ある人はいつまでも引きずってしまうのに対し、ある人は早く立ち直ります。

この違いをもたらすのは何なのでしょうか。

それは、「思考」が違うからなんですね。

考えてみましょう。

 

失恋を、一つの「事実」として生じます。

ですから、公式に当てはめると、「事実→」は「失恋→」となりますね。

では、失恋すると、どんな気持ちになりますか?

先ほど、「落胆」という言葉を使いました。

それは、一つの気持ち、つまり、感情ですね。

ほかにどんな感情を持つでしょうか? 考えてみてください。

そうですね、例えば、

「後悔」「絶望」「不安」「悲しい」「寂しい」「惨め」

これらが、失恋した時に持つ代表的な感情です。

そうなんです、最初に書いたように、感情とは、「数文字で書き表せる心の反応」なんですね。

では、「絶望」を取り上げて、これを公式に当てはめてみましょう。

これらは感情ですから、

「失恋→思考→絶望」

となります。

 

ここで、あれっ?と思いませんか?

「失恋→絶望」

と多くの人は思っています。

が、実は、そうじゃないんです。

間に、「思考」が入るんです。

 

そうなんですね。

「絶望」も「落胆」も「惨め」も、全て感情ですが、それは、間に入る「思考」を経て生じるものなんですね。

では、また考えてみてください。

失恋した時、どんな思考を持ちがちでしょうか?

例えば、

「もう恋人を持つなんてムリだ」

「誰も自分を好きになんかなりやしない」

「あの時こうしてさえいればこんなふうにならなかったのに」

「生きていく意味がない」

「もうずっと一人ぼっちに違いない」

などです。

どうですか?

こういう思考が実は生じているんだということをイメージできましたでしょうか?

これを公式に当てはめると、こうです。

「失恋→『もう恋人を持つなんてムリだ』→絶望」

こういう公式が成り立つんですね。

 

しかし一方、

「女性はあの人ひとりじゃない」

「まだまだチャンスはある」

「自分は精一杯できることを彼女にしたんだ」

と考えられたらどうでしょうか?

「失恋→『女性はあの人ひとりじゃない』→ほんの小さな希望」

となるんじゃないでしょうか。

 

いかがでしょうか?

「事実」と「感情」の間には、「思考」が入ることに納得がいったでしょうか?

というわけですから、私たちの持つ感情は、事実に直結して動かされているわけではなく、必ず思考を経て生じているということがわかります。

ということは、ネガティブな感情を持ちがちな人は、なにかそういう感情に結びつく考え方のクセがある可能性が高いです。

例えば、どんな考え方のクセがあるのでしょうか。

ネガティブな感情に結びつく考え方のクセ

「~すべき、~すべきでない」思考

「人間とはこうあるべきだ」と考える傾向が強いと、どうなるのでしょうか。

そのあるべき姿から少しでも逸脱してしまうと、「自分はダメなやつだ」という思考が働くようになり、ネガティブな感情に繋がります。

一方、柔軟に、「人間はどれだけ願っていてもできないこともあるさ」という考え方を持っている人は、自分の失敗にも立ち直るのが早くなることでしょう。

 

拡大解釈・過小評価

自分の良いところ、長所は、過小評価して、「全然大したことない」と思うのに対し、自分のできていないところ、弱点をわざわざ虫眼鏡で大きく見るような、そういう思考の型です。

もちろん謙虚であることはいいことですし、必要な場面が多いですが、いつも自分の弱点ばかりを拡大してしまうと、「ほ~ら、やっぱり…」と、落胆の気持ちを増幅してしまいかねません。

この思考の型は、自分がなにかの失敗をしてしまったときには特にそれを拡大してしまうため、立ち直りが遅くなってしまいます。

 

「いつもこうだ」思考

普段は別になんともなくこなしている仕事でも、たった一度のミスで、「ああ、自分はいつもこうだ」と、ネガティブに捉える傾向の人もおられます。

「うまくいったためしがない」とさえ考えてしまうかもしれません。

そうすると、いつも失敗に対する不安や恐れから解放されず、不安に付きまとわれることになるかもしれません。

不安がいつも心にのしかかっていると、精神を病んでしまう可能性もあるため、気をつける必要があるでしょう。

 

結論が悲観的に飛躍する

これは、深読み、先読みをする人によくある傾向です。

特に理由や根拠もないのに、深読みするばっかりに、「あの人はこう思っているからこう言ったんだ」とか、「あの人が目を合わせなかったのは私を嫌っているからに違いない」といった結論を下すのです。

そうすると、落胆や、悲しい気持ち、自信のなさに拍車をかけてしまいかねません。

それがグルグルと回って、ますますその感情がもう定着して、自分の一部になってしまいかねません。

 

終わりに

ほかにもいろいろありますが、上の思考のクセは代表的なものです。

というわけですから、自分の考え方のクセを見つけることが必要でしょう。

しかも、その考え方のクセは、正しくないことがほとんどです。

しかし、自分で見つけることはかなり難しいことがあります。

そういうときは、他の人の助けを借りる、例えば、カウンセリングを受けるなどすることが助けになるかもしれません。

上記の失恋に関するくだりの中で、ポジティブな考え方に少し触れました。

ですから、どうせクセをつけるなら、「このネガティブな考え方は本当に正しいのか?」と自問するクセを身につけるようにしましょう。

そういうポジティブな考え、というより正しい考え方を身につけるなら、ネガティブな感情の呪縛から解き放たれることもそう遠いことではありません。

 

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