お笑い芸人の中にも、「人間観察が鋭い」と言われる人がいますよね。

人間を観察して、「あ、それいるいる」と観客に思ってもらえるようにそれを表現し、笑いにつなげていくのです。

あるあるを表現するのに長けた人たちっていうのは、確かにウケますね。

私たちも、人間観察力を磨くことによって、メリットがあります。

しかし、人間観察力を磨くのはそう簡単なものではありません。

また、観察するだけでは意味がありません。

観察したことを通して、洞察力をも働かせる必要があります。

ではまず、観察力と洞察力の意味について考え、その後、それらの力を磨く方法について考えましょう。

 

観察力と洞察力の違い

観察力とは

 

実用日本語表現辞典によると、観察力はこのように定義されています。

細かく観察して、細かな物事によく気付く様子、観察の結果を多く得られる様子、などの意味の表現。

まず1つのポイントは、「細かく」、つまり些細なこと、小さなことにも気づく能力であるということですね。

人間の表面に現れていることを何となく見る、ということではありません。

相手の顔、仕草、声色、ジェスチャーを細かく見たり、以前との違いに気づくなど、そういうことを見つける能力ということになります。

そして、観察力を持っている人の特徴は、「観察の結果を多く得られる」ということです。

観察したことに基づいて、良い結果を得られなければ、観察力が鋭いということにはならないのです。

 

洞察力とは

 

これについてもまた、実用日本語表現辞典から引用してみましょう。

物事の性質や原因を見極めたり推察したりするスキルや能力のこと。

 

そうですね、観察力と違うところは、観察力は表を見るのに対し、洞察力は、物事や人に隠されている向こう側をみる能力だということです。

物事の性質や原因は、今この場では見えないことですよね。

それらを、見極めることができれば、洞察力が鋭いということになります。

相手が話す時の様子をよく観察して、相手が「どうしてそういう事を言うのか」「どうしてその点にこだわるのか」「何が意図なのか」などを見抜くことが、洞察力の発揮のしどころということになります。

確かに、観察力と洞察力は、セットで持っていないと意味がないことが理解できるのではないでしょうか。

では、これらを磨くためにどうしたらよいのでしょうか。

観察力と洞察力を鍛える方法

物事にはすべて裏があることを認識する

 

裏があると言っても、下心とか、そういうことではないので、ご注意を。

しかし、起きている出来事や、その人が言うことには、そこへ至った経緯というものが必ずあるはずです。

そういう意味で、「裏側」、原因や理由があるということですね。

なので、状況や人をボーッと見ているようでは、観察力も洞察力も磨かれません。

まずは、「裏」というものが存在するというマインドセットを行ないましょう

つまり、観察力と洞察力を身につける動機づけを得るわけです。

 

主観ではなく、客観的に見ることを意識する

 

何かを観察した時に、すぐに結論を下している場合、それは多くの場合、主観が入っていることが多いです。

「茶髪の人はヤンキーに違いない」

とかですね。

それは、自分の経験や周りの「常識」にとらわれすぎて、出来上がった主観というフィルターを通して見ている結果です。

ですから、客観的に見るということは、すぐに結論をくださない、という意味になります。

まずは見る事柄に意味を付さず、もっと細かいところをも観察してみましょう

洞察力を働かせるのは、それからです。

 

得た事実から想像力を働かせる

 

ある人が、昨日は元気だったのに、今日はなにか元気がない、ということに気づくことがありますか?

元気がないというのは、その人の表情、声、行動などに表れますよね。

これがまず観察力です。

そして、その人に声をかけるとします。

「どうしたの?今日は元気がなさそうだけど…」

「いや、何でもない。大丈夫。」

「ああ、そう?それならいいんだけど」

というやり取りがあったとします。

ここで、洞察力のない人は、「何にもなかったんだ、じゃあ元気がないのは気のせいだったんだ」と考えます。

しかし、洞察力のある人は、「『何でもない、大丈夫』という人は大丈夫じゃないからそう言っているんだろう」と考えます

夫婦ゲンカをしたのか、なにか大切なものを無くしたのか、単に寝不足なのか… などと想像力を働かせるわけですね。

これらが当たっているかどうかは最初は関係ありません。

とにかく、想像力を働かせることが練習になるのです。

そうして経験を積んでいくと、その洞察力がだんだん当たるようになります

ですから、観察力と洞察力は一朝一夕に身につくものではありません。

普段から繰り返し鍛錬することが必要なのです。

こういった練習を積んでくださいね。

 

観察力と洞察力を持つメリット

人とのコミュニケーションが円滑にいくようになる

 

相手の人が、なぜそういう事を言うのか、するのか、ということを見抜くことができれば、その人を嫌いにならなくなります。

苦手な人が減っていくのです。

それより、相手を洞察することによって、次に何を言うべきか、すべきかがわかるようになります。

それだけ、相手に思いやりを示すことが出来るようにもなるのです。

そういう円滑なコミュニケーションは、円滑な人間関係にも至りますよね。

 

不必要なトラブルを回避することが出来る

 

相手と意見がぶつかる時、自分の中で「なぜ?」ということを問えないと、人間関係の衝突に至ります。

相手がなぜそのような意見なのか、洞察できれば、それに応じた対応ができるようになります。

「そのようにあなたが言われるのは、こういう理由からですか?」ということができれば、

「そうだ、それが言いたいことなんだ」と、相手の怒りを鎮めることさえ出来るかもしれません。

そうして、相手の言うことを受け止めたことを表わしてから、こちらの言いたいことを言えば、相手も冷静になって聞いてくれる可能性が高くなります。

そのようにして、人間関係のトラブルを最小限に抑えることも出来るでしょう。

 

また、「場」に対する洞察力があれば、次に何が起こるか予測がつくため、リスキーなことを言ったりしたりしなくてすむでしょう。

空気の読めない人は、そこで、トラブルに巻き込まれていきますよね。

そういう大きな違いが、観察力と洞察力を磨くことによってもたらされるのです。

大きなメリットですね。

 

終わりに

 

先程も書きましたが、人間観察力や洞察力は、すぐに身に着けられるものではありません。

普段からの練習、訓練の賜物なのです。

ですから、焦らないようにしましょう。

また、最初あまりうまくいかないからと言って、あきらめないようにもしてください。

これが自分のためになる、というマインドセットをしっかり行なっておきましょう。

物事にはすべて裏があります。

見えないところがあります。

それを見抜くことが出来るようになれば、あなたは、将来必要な特質を磨くことができていることになるのです。

そうです、人の上に立つにふさわしい人になっていくでしょう。

 

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